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  05 ,2013

プロフィール

小々次郎

Author:小々次郎
SR400 に乗っておっかなびっくりいろんな所に出かけては、いろいろ感じる 40代。 もう後半に突入

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Category: 2013年05月03日 黒部峡谷

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黒部峡谷 その4
カーブミラーのバイザーやマンホールのエッジ。前を行く車のエンブレムなんかが太陽の光を一旦集めて 細く強烈に弾き返してくるけど 全然イヤじゃない。 走ってるとほんのちょっとだけ寒いけど いい天気は継続中の国道41号をまた進む。 神通川や高山本線と引っ付いたり離れたり 2度、神通川を渡って3度目の正直。 一ヶ所に3本の橋が密集する場所 オレにしてみればお花畑に到着。 ヤー咲いてますねー

まず1本目はJR西日本 高山本線の「第2神通川橋梁」の1連部分 下路のプラットトラス。

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このプラットトラスは神通川を渡ってないな 下を人が通るからここだけ下路式なのか


つづいて「第2神通川橋梁」の2、3連部分の地味なプレートガーター。

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それで「第2神通川橋梁」のメイン。4、5連部分の上路のワーレントラス。と6連部分のプレートガーター。

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もちろん1連のプラットトラスもメイン張れるし 4、5連も勝手に云ってるだけで プレートガーターだってなければ電車も通れないから地味呼ばわりされる筋合いもないんだけど ”つい” ってやつ ごめんね 全員で一つの「第2神通川橋梁」。

「第2神通川橋梁」は高山本線の楡原駅ー笹津駅間に架かる橋梁
竣工 1930年(昭和5年)
橋長 199.22m


そして「第2神通川橋梁」のすぐ上流側に 旧国道41号で登録文化財の「笹津橋」。

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これは取付けるところすごく迷ったんだろうな 文化財のプレートが下の幅木のところにあって無理矢理感がある でも象眼されてるから親柱は文化財になってから作り直したのかな 年の割にきれいだし パリっとしたモダンボーイって感じ。

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長生きの秘訣は細やかな作りにあるのかな 丁寧に作ってもらってありがたいし やっぱり古さを感じない モボと云うよりはナウなヤング寄りなのか

「笹津橋」
竣工 1940年(昭和15年)
橋長 85m
上路のコンクリートアーチ


最後「笹津橋」のまたすぐ上流側に現国道41号の「新笹津橋」。

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「新笹津橋」
竣工 1981年(昭和56年)
橋長 125m 幅員9.5m
上路のソリットリブアーチ他 3連

徒歩200歩圏内にこれだけの橋が集結することはまずないから  この辺に住んでる人は毎日散歩出来てお得ですね きっと富山県内でも土地代は高い方だと思う すれ違う人にセレブ感は微塵もないけど 本当のお金持ちは質素だって聞くからね

富山県の偉い人も素材は違うけど新橋を旧橋にあわせてアーチ橋にするあたりはハイセンス。 いいとこあるなと そのハカライにも感謝して全員にさようなら また来まーす

現国道41号の「新笹津橋」で神通川を渡り すぐ付け根から県道に入る。 つねに線路がどの辺りにあるかを確認しながら 知らない道で進んで行き「塩」の交差点を左折して「新婦大橋で」神通川を渡った。両方共ちょっとニヤってするネーミングだったから覚えてる「塩」の交差点は写真も撮ったけど ちょっと小さいから割愛。

渡ってすぐの左岸道路を少し戻るかたちで進んで行くと すんなり発見「第1神通川橋梁」。 ながっ

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「第1神通川橋梁」
1929年(昭和4年)
橋長 328m
1連〜6連 上路のプラットトラス
7、8連 上路のプレートガーター

写ってないけど この土手に横一列に腰掛けてコンビニのおにぎりをかじりながら ただただ北アルプスを眺めている若者4人組がいた 全員男。 確かにあの山々は豪華なおかずになる いいねぇ 


今日はここで神通川とお別れ 明日はトロッコ電車で時間をすごく費やしてしまうから 今日のうちに立山駅に行っときたい ナビに「大川寺駅」を入力して常願寺川を目指す。  ナビの云う通りに行くと家の近所と錯覚してしまいそうなどこにでもある町内を進み富山県を東西に横断 しばらくするとまた田園の中を気持ちよくクルーズ。 少し雲が増えてきたかな

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今調べてみたけど米の生産量はベスト10に入るか入らないかぐらい 走ってるときは絶対1位だろうと思ってたけど ダントツで秋田県だった 秋田県も何本か呼ばれてるな 秋田県を走れる日は来るのでしょうか

最短距離で見つけた「大川寺駅」をスルーしたら すぐ「立山橋」。 その「立山橋」で常願寺川を渡る時に隣の上流側にかかっています「常願寺川橋梁」。SRをUターンさせてフレームの中に入れたら ちょうど 鳩マークがかわいい電車が来て奇跡のスリーショット。

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「常願寺川橋梁」
下路で平行弦のワーレントラス 7連

振り返ると今渡ってきた「立山橋」。橋の下でBBQしてたから 炭で焼けた油の臭いがくさい

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そう云えば踏切の先に神社があったから この「立山橋」の欄干が朱色で擬宝珠が付いてるのはなんか関係があるはず そんなことはおかまいなしで BBQの人達はこの神社でトイレを借りるつもりなんだろう

もう一回SRをUターンさせて 踏切を渡ると ガタガタ道だけど川原に下りられた ハンドルを取られないように慎重に常願寺川沿いを上ると いました「新豊水橋」を発見。

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これは水を運ぶ橋。 もう少し近づくと キッャキッャっと声が聞こえる 「新豊水橋」の下でも今度は男女2人づつでBBQをしてた でもオレが近づくと急にみんな口をとじ 目線を下にして鉄板を凝視。 明らかにオレを警戒してる なんでかなぁ  雰囲気悪くするのもイヤなんで みんながギリギリ写らないように1枚だけ写真を撮ってすぐ戻る

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背を向けて走り出し しばらくすると息を切ったように 全員の大笑いが聞こえてきた ちくしょう オレがなにしたって云うんだ やっぱり肉を全部食べられちゃうと思ったのかな  砂埃さえ上げないように気をつけた 細やかな心遣いのオレなのに やっぱりきらいだ富山県。


ちょっと思い出しちゃったんで(涙)  黒部渓谷 その5につづく




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Category: 2013年05月03日 黒部峡谷

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黒部渓谷 その3
もう大丈夫。 5月も終盤に入ってしまったし 梅雨明けまでには終わらせなきゃ 夏は夏でいろんなところに呼ばれてる  いつまでもメソメソしてはいられない メソメソはこんな心にそっと入り込んで悲しい気持ちを少しでも引きずらせようとする困った生き物だったのを 思い出してよかった そしてまた一つ大人になった。


「藤波橋」の橋上から下流側を見ると さっき渡ってきた「西里橋」。色のせいか柔らかな表情がいいヤツそう この町では「藤波橋」ぐらい自己主張しないと 誰もあなたの良さをわかってくれませんよ

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「西里橋」
1951年(昭和26年)
橋長 71m 幅員 6m 
下路のタイドアーチで1連

振り返るとSRは なんの反省もしていないご様子。 

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だいたいあなたにあんなポテンシャルがあるなんて まだ信じられん いつもブルブルすごい振動するくせに。 いかん まだひきずってる

気を取り直して「藤波橋」に また青空のもとでの再会を約束して さようならをいい  貧乏くじばかり引いてる「西里橋」を労りの横目で敬意を表し  最初、閉鎖的に感じたのは自分の心の問題でこの町に罪はなく 茜色の板金屋根が並ぶ 小粋な城下町を後にした


しばらく高原川沿いを下ると「宝橋」を発見。 わかっていた事だけど この「宝橋」のすぐ上流側、写真手前には2006年(平成18年)12月1日に廃線になった神岡鉄道の「高原川橋梁」が架かっていたけど 今はもう いない。

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「宝橋」
1935年(昭和10年)
上路のコンクリートアーチで1連


神岡鉄道の「高原川橋梁」は いつもよく行く長良川鉄道の「第五長良川橋梁」のアメリカ人と同じタイプ。それもそのはず 元々は東海道本線の「大井川橋梁」の16連がバラバラになって各地について生き別れた 血のつながった兄弟。長良川鉄道の「第五長良川橋梁」はご存知の通り現役だけど「高原川橋梁」は解体撤去されて何も残っていない 少しの差で「高原川橋梁」が「第五長良川橋梁」だったかも知れないと思うと ぽっかりあいた空間を見て 涙がでる。 

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運か 

対岸の国道41号側にも橋台部のコンクリートの塊は残ってるな でもアメリカ人が乗っていた川の中の橋脚はきれいにハツられて存在しない

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神岡鉄道を廃線に追いやった 恩知らずの神岡鉱業側にもプレートガーター橋が乗っていた橋台が残っている  石垣に残る錆跡に流してきた血を思いかぶせる。 間違いなくここにいたね お会いしたかったです(涙)


ヤフー地図には在りし日の「高原川橋梁」がまだ写ってた! 上から見ても男前なのがわかる 左上が「宝橋」。

ス

大井川時代にみんなでわいわい賑やかにやっていた頃に思いを馳せ いつかその地を見てこようと誓った また来ます。


「宝橋」で高原川を渡り国道41号に右折して入ると ここからの国道沿いは民家もなくなり またどんどん高度を上げて行き 名前も越中東街道にかわった。

車もそんなに走っていない対面通行の道。 しばらくすると「割石温泉」の看板。 震災後に湯量が増えたと報道されてたのを思い出したけどスルーした。  遠くにまだ ぽつん ぽつんとサクラが咲いてる 山の中の国道41号をしばらく行くと ロックシェッドとロックシェッドの隙間にバチんと見えました「第二高原川橋梁」。

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これも神岡鉄道の橋梁で この方は元常磐線利根川橋梁。はるばる一人でこられたけども 今は使われていない可哀相な橋。

「第二高原川橋梁」は漆山駅-神岡鉱山前駅間に架かる橋
開通 1966年(昭和41年)
橋長 77m
下路 曲弦のプラットトラス 1連

製作は1922年(大正11年)?とあります

現役を退いたとは思えない肌艶だけど やっぱりどこか物悲しい雰囲気。 何年も誰とも会わず 一人、雨や雪に打たれつづけて すっかり冷たくなっているのかな

冷たくされてもまた来ますよ 
心を閉ざした「第二高原川橋梁」に踵を返し またしばらく国道41号を進むと 横山トンネルで峠をくぐり 川はお待ちかねの神通川になった  次のトンネルをくぐる手前で その神通川に注ぐ宮川に架かる 神岡鉄道の「宮川橋梁」が左側に見えたけど 後がつかえてて急停車も出来ずに素通りしてきた あーまたやっちゃった

けどUターンしてトンネルをくぐり直す気にもならずにもうちょっと行くと「神峡橋」が待っててくれました

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「神峡橋」
竣工 1969年(昭和44年)
上路のアーチ橋 1連

「神峡橋」で神通川を渡り すぐUターンして もう一回「神峡橋」で神通川を渡って国道41号に戻ると 随分前に手を振って別れた高山本線に再会。 高山本線はオレが切符をきられた事をしらない 


国道41号に戻って割とすぐ 川面が近づいてきたなぁと思った所に 巨大な橋脚の遺構が川の中に残っている

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コンクリートの橋台は川の中に6〜7m角が2台 見えないけど対岸にも塊がある この橋台の上に鋼橋がのっていて対岸の丘から鉄道を渡していたのは、昭和6年から昭和42年までの間。 「神岡軌道」の「神通川橋梁」としてがんばっていた。 2006年に廃線になった「神岡鉄道」と区別されるのは、 もっと前の鉄道で「三井鉱山株式会社」が敷設した鉄道。 当初は、鉱山専用軌道だった。 

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建設途中の神通川橋梁(土木建築工事画報 第7巻10号「竣功せる神岡軌道神通川橋梁」より)

「神通川橋梁」神岡軌道
供用が 1931年(昭和6年9月16日)
全長 294m
水面からの高さ 57mまで持ち上げた桁。
使用鉄骨  550t
トレッスル橋脚に乗ったカンチレバートラス

身長57m 体重550tと云えば そう コンバトラーVとまさかの一致。

ロマンいっぱい眺めてみても 実はコンクリートの塊はゴミにしかならないからハツるのめんどくさくて残ってるだけ でもいい こんな遺構でも残っていれば 次の世代の人も気にかけてくれるはずだから

 
国道41号に戻りまたほんのちょっと進んでロックシェットを抜けると 国道41号上の「猪谷橋」で神通川にそそぐ猪谷川を渡る

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奥に先程の橋台の遺構がチラリ。

「猪谷橋」
竣工 1958年(昭和33年)
上路のアーチ橋 1連


振り向くと高い位置に「高山本線の猪谷川橋梁」。眉間にシワを寄せて怒ってんの? 

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トラスの端に横の桁が無くて直接プレートガーターを持ち上げてるから台形になっちゃてる 超変わり種

「猪谷川橋梁」は猪谷駅と楡原駅間の猪谷川に架かる高山本線の橋梁。
供用 1930年(昭和5年11月27日)
橋長 103.28m
1、4、5連が上路のプレートガーター
2、3連が上路のワーレントラス
高い位置を渡してるんですから 怒ってないで くれぐれも横風には注意して 安全第一でお願いしますよ 
 

暖かくなったとは云っても気温は20℃に満たないと思う とメモ帳に書いてある。 そんでもうおなじみの国道41号に戻ってまたしばらく進むと また割とすぐだった 国道のすぐ横に「第二砂場橋梁」発見。なんでこんな名前なのかな 第二って事は当然 第一もあるはずだけど あるとしたら見逃してきた 

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「第二砂場橋梁」高山本線の猪谷駅ー楡原駅間 
供用 1932年(昭和7年)
上路のコンクリートアーチ 2連

川が流れてくる訳でもないのに真ん中の橋脚が三角に作ってある デザインされた橋なんですね ちょっとローマを感じました おしゃれさんです。

今気づいたけど ギリギリ右下に小さな祠の中にいるお地蔵さんが写ってた この辺りでなにか大きな事故でもあったのかな 気づいて手を合わせる事はできなかったけど あの時も無事故を祈りつづけてくれてたんですね ありがとうございます。


なんか切りがいいから 黒部渓谷 その4につづく



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Category: 2013年05月03日 黒部峡谷

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黒部峡谷 その2
自分が着てくる服装を見誤っただけなのに なんの罪も無いせせらぎ街道に 小さな恨み みたいなのを勝手に感じてた そんな感情をいつまでも持ってても仕方ないから 西ウレ峠でしばらくお日様に当たって浄化してもらった 走ってなければ当然全然寒くない

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西ウレ峠の看板の裏側から 今走ってきた方を向くと 頂上なのにもう ”せせらぎ” が始まってる 馬瀬川になったばっかりでまだ細くて小さな声だけど 癒し効果としてはいっちょまえ ちゃんとしたもんです。

西ウレ峠でせせらぎ街道と和解して再出発。 当然だけどここからは下り 文字通り寒さも峠を越えたせせらぎ街道。 しばらくして聞こえてきた今度の ”せせらぎ” は川上川が受け持つことになった 馬瀬川も川上川も透き通った美しい声だから 甲乙つけがたい 

新緑には早すぎて冬と見間違うような景色だったけど 大自然の中の一本道だからお金出してもいいぐらい空気もうまくてニヤニヤしながら後半のせせらぎ街道を満喫した 

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町に下りてきて 一旦国道158号に入ったけど 混んでるであろう高山市内をさけるために もう一度県道73号に入ったら 今度は北アルプスがお出迎え やーわざわざご苦労様です。


急激に暖かくなってきた県道73号をしばらくし進むと かわいい駅舎を発見して寄ってみた「上枝駅」。

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これで「ほずええき」両方共難しい漢字じゃないだけに絶対読めん 大和と書いてやまとと読む状態。
別棟のトイレもかわいいなと思って借りたけどギリギリセーフなトイレだった あぶなかった

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高山本線の電車は1時間に1本ないときもある 当然無人駅だから次の駅までだったらタダかもね 

Uターンして「八千代橋」で宮川を渡り やっとこ 国道41号の東街道にでた この辺りは大きな道だけど田んぼだらけで開けてた そう云えばこの辺りはまだ水も張ってなかったような 「上枝駅」と同じ色の板金屋根の家が結構多い みんな同じ塗装屋さんかな 売れっ子はうらやましい

一気に走ってしまいそうな道だけど 随分前より飛騨古川駅の方面から呼ぶ声が聞こえてる ちゃんと聞こえていますよ  返事をしながら知らない道で線路の方に向うと うまい具合に荒城川沿いにでたから 沿って進むと たいへんお会いしたかった「霞橋」が 神社や古い旅館、小さな商店が建ち並ぶ趣のある町内に 厳かに架かっていました  初めましてー

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「霞橋」
1950年(昭和25年)
竣工は1951年(昭和26年)3月とありました 
下路のポニーアーチ 1連

ずんぐりむっくりとは口が裂けても云いません すばらしい重厚感ですね 井桁に組んだ親柱の上に意味有りげに蔓河骨の家紋が乗ってるけど意味わかんないから ヒントちょうだいギブアップ。 すぐたもとで営業してる「八ッ三館」となんか関係ある?

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文化財のプレートが誇らしげだった古い旅館。入口をのぞくと 打ち水がしてあって 1万円じゃ箸も出てこないような雰囲気にあわてて逃げてきたから関係性がよくわからない  まぁいいや。

「霞橋」にさよなら云ってUターン。 謎を解きに また来ます


国道471号との分岐で国道471号に付いて行く高山本線車に手を振って見送ると国道41号は車も少なくなって これからどんどん上って行く 前を行く遅いマイクロバスの運ちゃんが登坂車線に寄ってくれたから 遠慮なく抜かさせてもらったら 前には誰もいないし しばらくしたら後ろのマイクロバスも見えなくなって 晴天の国道41号東街道を独占して常にニヤニヤ。 登り坂だから あのぽっかり浮かんだはぐれ雲に手が届きそう どこまでいくんですかー と叫んだ声に 聞き慣れた音が重なって我にかえる。


スピードですか?と尋ねたオレに直接的には答えずに「もうちょっとだけゆっくり走って下さいよ」と曖昧な返事をする青い制服がとっても似合う青年。 今日一番会いたくない人はあなたでした 

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昨日もおじさんライダーが国道257号で亡くなったようで スピードを出すことがすごく危険なことだと切々と語ってくれました   こうやって並べると同じ乗り物として括ってはいけないような体格差だし この子普段は80キロなんて出ないはずなんですけど ごめんなさいね 記念写真撮ってますけど ちゃんと反省してますからって云ったら笑ってくれた

青切符作ってる時に通り過ぎる 何台もの単車乗り達は みんな優しい目でオレを見てた 浮かれた天気でも抑止力になったことでしょう 

どちらまで行かれるのですかの質問に あの雲に聞いて下さいと 指をさした空に 雲は待っててくれるはずもない  最後にこの先にも白バイはいますからお気をつけてと ありがたい情報と気遣いを頂き彼とは別れた 「下田橋」に無事故は祈願したけど 無違反も頼んどけばよかった


目から液体が出てるけど 気を取り直して 相変わらず誰もいない晴天の国道41号東街道を一人上って行く。

大きな声では云えないけど50キロ制限の所は65キロまでは捕まえないって さっきのお巡りさんが教えてくれた 彼だけかも知れないですから自己責任ですけど メーターで65キロを気にしてたら 65キロって遅いね 気づかないうちに結構出してたんだなと大反省。 ゆっくりゆっくり走ってたら神岡町の看板を発見して国道41号を下りる

この町は少し閉鎖的に感じる城下町な雰囲気。何とか高原川沿いに出るとすぐ「西里橋」で高原川を渡った橋上で川上側を見て確認しました「藤波橋」。たいへん珍しいボーストリングトラス。 一際映える赤い橋は新しい服を着せてもらって うれしくてはしゃいでる子供のように 高原川を跨いでいました

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「藤波橋」
1930年(昭和5年)
橋長 40.6m 幅員 4.5m 
下路でボーストリングトラス 1連

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やっぱり奥にお城のような建物が見える神岡城なのかな  昭和5年って割に幼く見えるね 若さの秘訣を教えてほしい

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さすがに神岡町だけあって親柱が宇宙的な感じもするけど なんなのかな 正直に云うとなぜか バラバラになった「ユリネ」みたいだと思ったけど 独創的なのは間違いない 


気丈には振る舞っていましたが やっぱりこの辺で 黒部峡谷 その3につづく



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Category: 2013年05月03日 黒部峡谷

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黒部峡谷
待ちに待った後半のゴールデンウィーク。 太陽が後押しするから2泊3日で富山県に行ってきたぁー もちろん一人。友達も少ない。でも平気。 前半にしっかり嫁孝行したので 今回もそんなに罪悪感はないし 2日酔いでもない5月3日の6時24分。 4月は1メートルも走ってなかったから 見て、SRはもうやる気満々。

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ほったらかしだった割にチョーク引いたら キックは2発目で小さくかかりはじめてすぐ大きく回りだした やっぱりウズウズしてたんだと思う。

いつもの国道22号「新木曽川大橋」で木曽川を渡る橋上の温度計は7℃。 チッカーンと輝く朝日とはウラハラに気温は低くて2月に逆戻りな体感。ウインターグローブを選ばなかったから指先が冷たい。  

いつもの国道156号で金華山をくぐる時 頂上の岐阜城は相変わらずの凛々しいお姿。 おはようございます  震えながらも順調に長良川沿いを進むと また長良川の川幅一杯に渡した何家族もの鯉のぼりが 寒いけど季節感をたっぷりと演出。助かるわ  奥の赤い橋は「州原橋」。いつか寄るね

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日はズンズン昇るのにどこの温度計を見ても ちっとも気温は上がってなくて気分的にもまいる 励ますつもりで数字だけでも1℃ぐらい上げといてくれればいいのに。 気のきかない国道156号にブツブツ云ってると「下田橋」の親柱であらせられる円空仏様が笑顔で迎えてくれた なんかすみません おはようございます。

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久しぶりにやっとく

「下田橋」1987年(昭和62年)川田工業製
橋長139.7m 幅員11.5m
下路で平行弦のワーレントラス 2連

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誰がなんと云おうとオレには笑顔にみえる。 円空仏様にこの先の無事故を祈願して「下田橋」で長良川を気の進まない国道156号と一緒に渡る。

対岸に渡ると大概は山の陰になってワントーン暗くなるから余計に寒く感じる これからせせらぎ街道に乗って西ウレ峠を越えるのに いったいどうなってしまうのか心配になってきた

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心配をよそに長良川を離れ郡上八幡の「八幡大橋」で吉田川を渡った ちょうど8時04分。人の気も知らないで順調にせせらぎ街道に入った。 せっかくのゴールデンウィークに北海道は雨だったって聞くし 天気は満点なんだからわがまま云ったらバチがあたるかな

新緑のこの季節。楽しみにしていた国道472号のせせらぎ街道で吉田川沿いを上る。
 
聞こえる 聞こえる いつもよりおおきく川のせせらぎが聞こえる すぐ近くでピーピケキョ ケキョ ケキョ。本人探すけど見つけられない 美声だけで十分だし 寒いの許す うーん幸せ。

道が開けてゆるやかに上って行くせせらぎ街道の途中 遠くからでもはっきりとわかったよ 満開とまでは云わないけど ぽんぽんに咲いたべっぴんさんの微笑みに 素通りなんかできっこない

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下をのぞくと働き者のおとうさん 今日植えるのかな

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前を見ると 早く行こうと急かすSR 

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結構お年を召されているのかな 季節が違えば見つけられなかったはず  通勤路とかでもあれあなた桜だったのって経験あるし ラッキーだった  べっぴんさんに見送られ青空の下に再出発。

明宝温泉の看板を横目に 急勾配のコーナーをクリアすると坂本峠を坂本トンネルで一気にくぐり 川のせせらぎは馬瀬川にバトンでタッチ。 道の駅パスカル清見をスルーすると 右側にかわいそうなネーミングで知られる下呂から国道257号が合体。

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ここからのせせらぎ街道は国道472号と国道257号の重複区間で仲良くやっていく 

何本かの橋でとってもきれいな馬瀬川を渡り、眺めながら またどんどん上って行く感じ 写真は暖かそうだけど陰になった場所に取付けてあった温度計は5℃を示していたから 自分で気をしっかりしろとつぶやくけどその声も届かない この辺りはまだ新緑が芽吹く気配もしない。  知らないうちに岐阜県道73号に変わってることにも気づかずに寒さと闘ってたら 道の頂上が見えた。 西ウレ峠だった。

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しっかり立ってよって つっこみたくなるけど この看板を発見したときは あーここが一番寒いんだ ここからは1℃づつ暖かくなるんだと思って じんわりと肩の力が抜け安堵した。 天気は相変わらず満点。


まだ岐阜県だけど 頂上達成を記念して 黒部渓谷その2につづく これはきっと長くなる



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新緑キャンプ
暦と瓜ふたつなゴールデンウイークは職場事情。 10連休とか取れたら九州とか北海道とか本州以外を走ってみたい。 夢大きおじさんは現実を噛みしめて また近場でキャンプしていた前半の連休日。 向こうに予定がない限り週一のお休みはすべて嫁に捧げることを約束に連休は自由にさせてもらっている。 だけど いつもは虫がイヤだからキャンプなんてしたくないって云ってる嫁が今回は連れていけと。 適度にハイキングしたい。 単車の後ろは長時間乗りたくない。 テント泊もヤダってわがまま付き。 

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難しい条件を満たした三重県の端っこ「赤目四十八滝キャンプ場」に車で一泊してきた。 足の長いバンガローが本日のお宿。 虫は嫌いだけどバンガローでガンバローって 嫁のテーマは小学生以下。

駐車場から離れてて荷物を運ぶのにすごく苦労したけど この時期に寸前でも予約が取れたのは この不便さが理由なんじゃないかな オレもたぶんもういかない。

一段落して「赤目四十八滝」を見てきた 川沿いの遊歩道を大小さまざまな滝を眺めながら 往復4時間ぐらい歩いて第一条件の適度なハイキングは達成。

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天気もよくて 一段と新緑が輝きを増し 鳥のさえずりや川のせせらぎに申し分なく癒されて 来て良かったなぁ と本気で思った

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ただ 誕生日に妹さんからもらったライトな登山靴とすぐ汚れてしまいそうなリュックを使いたい為だけにデビューした新人には距離に無理があったご様子。 結果このピンクがアクセントのリュックはオレが背負うハメに。似合うと褒められても説得力がイマイチ だいたいなにが入ってるんですか この重さ。

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橋脚がダイナミックな天然石で逆反りのアーチ橋はコンクリート桁の3径間。年代はわからない


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上の橋は薄い木を貼付けてごまかしてるけど オレの目はごまかせんぞフフフ ちゃんと鋼橋じゃないか しかもプラットトラス。 中路にすることで手すり替わりの高さにするあたりが只者じゃないな 探したけど銘板がないのが悔やまれるところ 同時に年代も不明。 これだけの実力者なのに残念


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赤目って云うと うさちゃんのことと思われるかもしれませんが 牛の目が赤かった なんとかって神様が赤い目の牛に乗って現れたそう  ふーん。


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おっ 古い橋の橋脚が残ってる って思ったけどよく見ると木製の路面が置いてある と云うことは これは間違いなく「流れ橋」。 対岸には何も用事がなさそうだけど どうしてだろう 先のプラットトラスといい マニアなのか。

数えてないけどちゃんと滝もいっぱいありましたよ に加えて飽きさせない工夫に満ちあふれた「赤目四十八滝」おすすめです

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帰りに「へこきまんじゅう」の列に並んで さつま芋の生地で出来たうまい饅頭をたべた オレは粒あんをチョイスしたけど嫁の選んだクリームチーズも味が濃くてうまかった

 
キャンプ場に戻って まずごはんの支度。 いつも一人でキャンプするときは ただ何かを焼いたり炙ったりするだけでお酒のつまみ程度の事しかしないんだけど 今日は嫁がいるからカレー作ってくれた すげー  火加減だけ調節してあげれば チャチャとカレーつくっちゃって ちょっとでも寝かした方がいいからと 風呂に入りに行ってきた その間にお米も水に浸しておいたよ お米を炊くのはオレの仕事だから

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近くの旅館のお風呂だったけどいいお湯だった さっぱりして帰ってきて慎重にお米を炊きました なんたってカレーはもう出来てるんですから 台無しにしないためにもね 

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ちょっと固めだったけど 上手に炊けた いつもだったらウインナー焼いてちくわかじってるだけなのにやっぱり違うね すげーうまいし 調子に乗るから云ってないけど どんなキャンプ道具よりも嫁便利だなーと この時ばかりは大尊敬

 
でも翌日は曽爾高原をまたピンクがアクセントのリュックを背負わされて すごく歩かされた 曽爾高原は登山と云っていいかもしれない すれ違う人が全員「こんにちは〜」って挨拶するのは山ならではの習わしのはず
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前半のゴールデンウイークは単車には乗れなかってけど とにかくよく歩いて ものすごく健全にすごしたから 職場でちょっと痩せた? なんて久しぶりに云われるかと思ったけど この微妙な違いに誰も気づかない。


後半のゴールデンウイークは単車で富山県の海を見てきた もちろん橋梁もたくさん。 またゆっくり聞いて下さい