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  10 ,2014

プロフィール

小々次郎

Author:小々次郎
SR400 に乗っておっかなびっくりいろんな所に出かけては、いろいろ感じる 40代。 もう後半に突入

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Category: 2014年09月14日木曽川沿い

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木曽川沿い 完結
銘板には 昭和十三年、株式会社横河橋梁製作所 大阪工場制作 とだけ 書かれてた。 どうやら この「サイフォン橋」には決まった名前がないらしい。 鉄管橋や水管橋とも呼ばれてるみたいだけど 個人的には「サイフォン橋」が他よりちょっとだけ響きがいいし 珈琲の淹れ方みたいだから 「違いのわかる男」(古)としては「サイフォン橋」と言張ることにします

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中路の橋上に立つと下が見えない分 ちょっとズングリに感じる 気の毒な橋。 やっぱり遠くから見た方が10倍は美しく映える橋だから  そりゃぁ入口も隠したくなるよね なかなか近寄れなかったのは本人の意思なんだと思う 結構年いってるけど 乙女? 

サイフォンの原理を調べてみたけど  もー チンプン カンプン。 熱が出て 耳たぶまで赤くなってきたから 調べるのをやめたけど 鉄管の中は隙間なく水が通ってることだけは わかった。 鉄管自体も含めると相当な重量に耐えるために ちょっとズングリ しちゃったのかな  

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「サイフォン橋」関西電力寝覚発電所
竣工 1938年(昭和13年)
橋長 105.0m 幅員 3m
上路のプレートガーダー 2連と
下路のプラットトラス 65mの1連

早起きしてみるもんだね 時間に余裕があったからお会いすることが出来ました もう入口もわかったし また来ますね  嫌? 


「サイフォン橋」にさよならいって国道19号に戻ると もう何回も見てるから めんどくさくなって「寝覚の床」はスルーした。  2日間とも 天気には、恵まれた気でいたけど よく見ると 二日目はイマイチ。 白白しい空にも始まったばかりの秋の装いを感じることはできるけど 山の濃緑達はまだ夏の影を引きずり 黒々と輪郭を浮かび上がらせて 無駄に不安な気持ちにさせる。 でも、あいかわらず鼻の穴をサブちゃん状態にして 昔ながらの木曽路を下る

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「左斜め上矢印 須原駅」の誘導看板に反応して 国道を離れると ほんとにすぐ、 これまたいい感じの「須原駅」。 やっぱり 木造駅舎の板金屋根は 茜色が似合う。  でも県道に移ったのは「須原駅」のためじゃなくて この先に随分前から1本呼ばれてたからなんだけどね。 以前は雨が降っててスルーしたり。 前回は、ただ ボケッとしててスルーしちゃったり。 今回は忘れないように 手にマジックで「伊那川橋」って書いて注意してた ・・・・ 

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ああそうですか。  もう いちいち涙も拭わないです 大人だけど、 どこ、ここ かまわず大声で泣きます。  朝っぱらから 近隣のみなさまには 大変ご迷惑をおかけしました。  なにごとかと思ったでしょう   ごめんなさいね

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「伊那川橋」
竣工 1932年(昭和7年)
橋長 52m 幅員 5.5m
上路の2ヒンジソリッドリブアーチ 1連

でも、直してくれてるんだからね いつまでも泣いていられない。  我にかえって 通報される前にこっそり出発。 当然ですがまた来ます。  歌川広重の浮世絵にも登場する歴史深い「伊那川橋」。 の横の歩道橋をSRを押して伊那川を渡り、 また国道19号におりてきた


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約束通り 国道19号をまたぐ 古い吊り橋の「桃介橋」には寄ったけど ろくな写真がないし 長くなるから また今度 ゆっくり。


また国道19号を つつっと 走ってたら 「賤母大橋」が補修工事の最中で 工事内容が書かれた看板を読んでたら 奥に一本、廃橋を見つけた ラッキー。

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「賤母大橋」の橋上から撮った「矢筈橋」。辿る国道19号の旧道部もフェンスに閉ざされて通行止めになってたから 近づけなかった 残念。

「矢筈橋」(やはずはし)
1956年(昭和31年) 
下路の曲弦ワーレントラス 1連

もったいないね またくるね


昨日も走ったし 単調な国道19号に あきてきたのが いかんかったんだと思う。 「道の駅 賤母」で地図を確かめて 4年前に走って楽しかった道を思い出したのが もっといかんかった。  たくさんの農道が交差する田んぼだらけの国道256号を通りすぎて 

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ひっそりとした山の中を抜ける岐阜県道70号に入る。 入口に立ってた 通行止め「予告」の看板とのんきに記念撮影してた(涙) 通行止めの理由は皮肉にも「道路改修工事のため」とアル。 また(涙)


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それでも はじめのうちは 何川かわからないけど せせらぎが聞こえてニンマリするし 段々登ってくると適度な クネクネがオレを熱くさせる岐阜県道70号。 4年前とは違って リヤサスも社外のに交換してあるし フロントサスのオイルも吟味して調整してある。 完全になじんだ死角のないSR。

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切越峠。


満足げに 夏の残り香を 胸にいっぱいに吸い込み 「それでは いっちょ下りますか」とつぶやいて なにも疑わず、 なんにも気づかずに、 もうすでにそこにあった 調子にまたがって ミギヒザヨンハリにつづく。


スピードは控えめに!! 木曽川沿い 完結 
2日間の走行距離 556km



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Category: 2014年09月14日木曽川沿い

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木曽川沿い その4
木曽古道は霊峰御岳山を望む標高1030mに位置するキャンプ場。 音もしないから 自分では感じないけど 上空を 見えない風が駆け抜けて 森の木曽檜をゆらすから 木漏れ日がポロンポロンとそこらじゅうであふれかえってて  深呼吸が癖になる 

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買出しにでかけると、キャンプ場からつづく長い坂道の上を、あふれでた いくつもの お日様の大粒が コロコロと転がっていく。 導かれるように追いかけて ニヤニヤしながら国道19号まで下りて来た。 しばらく海側でのキャンプがつづいていたけど この時期はやっぱり 森が落ち着く。

国道19号から国道361号に左折して まずはお風呂。「天然温泉せせらぎの季節」。サウナがなくて脱衣場も狭いけど 錆び色に濁って底を見せないお湯は、見た目と違ってサラッサラ。 露天風呂はぬるめでいつまでも浸かってられるし 覗き込めば確かにせせらぎが聞こえるロケーション。 いいお湯でした 大満足。

結構1時間ぐらい入ってた。 サッパリして出発。  お酒と肴を買うために、国道361号から「右矢印木曽福島市街地」の標識に従ってショートカットした直後。 あとで探しに行こうと思ってた「黒川渡橋」に 出会い頭でゴッツンコ。

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長野県では珍しいボーストリングトラスだし 案内板には「鋼材の貴重であった当時の工夫が随所にみることができる」とあるけど 正直あんまりかわいくない。 手づくり感が前面に出てて歪にさえ感じるけど 銘板を見ると 超名門の横河橋梁製作所製とアル。 うわー ごめんなさい

「黒川渡橋」
1952年(昭和27年) 
橋長 19m 橋幅 5.5m
下路のポニーボーストリングトラス 1連

文字通り「黒川渡橋」で木曽川の支流の黒川を渡って どこにでもありそうな町内をしばらく進み 見たこともない 信じられないぐらい細い木曽川を渡る、 なんでもない橋の橋上で下流側を見ると いました「大手橋」。

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ローゼと云うよりランガーな見た目なのはいいけど 心理現象なのか 幽霊なのか、もしかしたら敵の宇宙船からロックオンされてるのか! もちろん撮影した時には この謎の七角形はいなかった  うーん「大手橋」が狙われる理由がわからない

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「大手橋」
竣工 1936年(昭和11年)
橋長 42.0m 幅員 5.5m
コンクリートローゼの1連

端に写ってる 案内板に、昔は中山道から代官屋敷に渡る橋で「お座敷前橋」と言われていたとアル。 なるほどそれで狙われてるのか。 工学博士の中島武氏の設計により世界最初の鉄筋コンクリートローゼ桁橋として架けられ、平成14年に土木遺産として認定された ともありました。 だからか。 長野県にはコンクリートローゼが多い。 きっとまた来ますね


ちょっとだけ古そうな感じのする街並を通り 「行人橋」とかにも寄ったけど割愛。 イオンで買いだししてキャンプ場に戻った

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NHKのラジオから「ピッ 、ピッ 、ピッ 、ピッーーーン 6時のニュースです」って聞こえてきた頃には 誰よりも先に ロウソクに火を入れて 誰にも気兼ねすることなくプシュッとやった。 何層にも積み重なった落ち葉の上に小さなテーブルを置き 出来合いのつまみを並べてご満悦。 だったんだけど なぜか「おままごと」の文字が頭に浮かんで吹き出した(爆) 

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最近は朝夕肌寒くてビールは何杯も飲めなくなったから 焼酎の水割りにミントをはたいて入れるのが とってもオシャレだと思ってる  おっさんの一人おままごと。 OK? 滑稽?



翌朝。

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森の中で この時間帯が一番好き。 朝がゆっくりと自分の中を通り抜けて まるで浄化してくれるよう。 アルコールバーナーでお湯を沸かして インスタント珈琲を飲みながら 森と一緒に目覚めて行く。 お酒も残ってないし贅沢な時間を楽しめた  でも撤収はめんどくさい

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そうは云っても、まだ他の人は寝ている時間帯なので エンジンは掛けずに ニュートラルにして 例の長い坂道を惰性で下って行く。 もちろん鼻の穴を百円玉が入るぐらいにふくらませて深呼吸。 注意してないとわからないと思うけど 昨日より今朝の方が 両穴の200円を払ってもいいぐらいに 空気はうまい。 

森を抜け 頃合いを見て そのままそっと1速に落とすと 一回、リヤタイヤがキュキャッと鳴いておおげさにゆすったけど 思ってた通りエンジンが掛かった。フフン。  ヘルメットの中で一人でドヤ顔して国道19号に出た。


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上の写真は、国道19号沿いの「道の駅 木曽福島」から見える「サイフォン橋」。 実は昨日も渡れないか何度か、道の駅の随分手前(名古屋側)からトライしたんだけどダメだった。 ネット上では諸先輩方の間近で撮られてる写真を拝見するんだけど  本当は木曽ダムの関係者なんじゃないのかな でも関係者としてもどうやって行くのかな

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これは一つ前の写真に写ってる「サイフォン橋」の上流側、長野県道20号に架かる「元橋」の橋上から撮った写真。 おなかに太い鉄管が通ってるのはわかるかな。  対岸からアプローチしてみようと「元橋」で木曽川を渡ったら 県道20号の旧道のトンネルの付け根から 細い道があって いいとこまでいったんだけど 門の閉ざされた 立ち入り禁止の発電所?の施設に突き当たって おわり(涙)

やっぱり関係者じゃないとダメなのか。 ミッキーマウスのヘルメットを黙って脱ぎ、こっそり隠して 関係者だと言張ってやろうと思ったけど 誰に言張ればいいかわからないし どう見てもオレに関係性は見つからない(涙)  

あきらめてまた「元橋」で木曽川を渡り直して国道19号に出た時。 たまたま前を走ってた車が上の写真にも写ってるエネオスに入っていった それを何気に見てたら エネオスの裏に下って行く細い道が見えた!! 空中に「ココ」って光った。 一気に体温が上がったけど 落ち着いて道の駅でUターン。




うおおーーー 大感激。

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何年越しなんだろう やっと会えたね   うんうん そうかそうか。 遠くから見ると細めに見えたけど結構ごっついね。 


興奮したのか こちらも尺を間違えたようです 今度こそ 木曽川沿い 完結につづく



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Category: 2014年09月14日木曽川沿い

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木曽川沿い その3
ご存知の方も多いと思いますが 抜糸って ひめごとのように ちょっと淫猥で、 あの頃のように だいぶくすぐったいですね(汗) 糸を抜いてもらってる時になにかの記憶がよみがえりそうだったけど しっかりした形にはならず この年になっての初体験。フフン  まだ変な色の液体がでてるけど順調に回復しておりますー

木曽川沿いは 秋メキから残暑に変わる時間帯。 自分だけ涼しげな「第一木曽川橋梁」にさよないって 国道19号に戻った。 しばらくぶりに国道に戻るとライダーだらけ。 いい天気だから みんな浮かれてるのか すれ違いざまに手を振って挨拶してくれる。 おっさんは照れて 控えめにしか手をあげかえさないけど 本当はメチャメチャ嬉しいです(笑)  今日の国道19号は 遠くまで見渡せる青空の高さと比例するように ヤエー率も高い  ありがとう みなさんもお気をつけて。

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陽気にやられて 対岸の読書ダムを横目にスルーしてしまうぐらい ヘルメットの中でニターっと口が半開きになってたけど 白い橋は見逃さない。 読書ダムにつづく関西電力の専用道路の橋「三根橋」。

「三根橋」
竣工 1959年(昭和34年) 
橋長 100m 幅員 3.6m
下路の平行弦ワーレントラス 49mが2連

思ったより古い。 これだけ白い橋は実は珍しいかも  イヤ、北陸本線の橋梁はみんな白かったか。 「三根橋」の橋上から上流側を望むと「第五木曽川橋梁」も のんきに口を半開き。 

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「第五木曽川橋梁」JR中央本線
南木曽駅 - 田立間駅間
竣工 1973年(昭和48年)
橋長 93.6m
下路の曲弦ワーレントラス で1連

いい天気。

明日寄ることにして「桃介橋」をスルーしてくぐり 国道19号を天気にふさわしい快適なスピードで ストトトトー  お日様も真上にさしかかり 気温も上がってきたけど 日差しに刺は全然なくて 微笑みかえされてるような やさしい輝き。  鼻歌のボリュウムが騒音と判断されるまでに高まったころ 「野尻宿」と書かれた板金屋根が付いた看板の文字に反応して国道を下りた

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のどかなんだけど 思ってたより鈍角な瓦屋根が密集する町内を抜けた先に 申分のない「野尻駅」。 まごうことなき JRの中央本線の駅。 やっぱり「ただいま」ってつぶやいてしまう 住んだことないけど里帰りには最適な佇まい。

鼻歌が「いい日旅立ち」にかわって線路沿いをしばらく進み 跨線橋で線路を渡って 適当に走ってたら なにかの工場の大きな駐車場に不法侵入してしまった 休日だから誰もいなかったんで罪には問われないと思うけど ごめんなさいね。 この会社の駐車場が自分にしてみれば とってもいい眺めの素敵な場所。 今の仕事を定年したら駐車場整理で雇ってもらえないでしょうか

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実は再訪。 「鉄さびの死美人」。 以前、コメント欄でこんな素敵な名前を頂ました ありがとうございます  1965年(昭和40年)に廃止になった 野尻森林鉄道の「木曽川橋梁」。  ご覧の様にどことも繫がらずに 今は使われていない かわいそうな橋。 それでも 川と青空と濃緑の森を味方につけて 艶やかな気品がかほりたつ お美しいお姿。 

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「木曽川橋梁」(野尻森林鉄道)
制作 1921年(大正10年)日本橋梁製
橋長 134.6m
1連 上路のワーレントラス 24.4m 
2連 下路の曲弦プラットトラス コリジョン付き 61.0m
3、4、5連、上路のプレートガーダー 15.9m、15.2m×2

GWの最終日に寄った「立場川橋梁」なんかはいい例だけど 機能を失ってから 保存目的って意味合いの薄い状態、 ようは、ほっとかれて錆ついてる橋は大抵の場合ひねくれてる。 この方は少しアメリカ人の血が流れてるように見えるけど日本橋梁製の純粋な日本人。 「育ち」なのかな  今度こそ錆び止め塗料をもって またおじゃましますね

「木曽川橋梁」にさよならいって また国道19号に躍り出る 単車に乗ってる時は常に向かい風。 自分から切り裂いて行くんだからあたりまえなんだけど この時期の向かい風は よろこんで足掻いていたい 遠慮なくどうぞ。 SRももう鼻歌をおぼえたんじゃないかと思う

今度は、上松第3トンネルの「上松」の文字に反応して国道を下りた。  道なりにしばらくしてループ橋を舞い降りた先にいました さっきと似たような感じで「鬼渕橋梁」。

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この方も元々は森林鉄道の橋梁で 手前に立ってた案内看板には 鋼材や制作が日本の技術で出来た、日本最古のトラス橋だとアリました  でも、近いからかな、「木曽川橋梁」(野尻森林鉄道)とそっくりなんだけど、名前のせいかな、正直に云うと ぶ○いくに見える

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「鬼渕橋梁」(小川森林鉄道)
上松駅-鬼渕駅間
竣工 1913年(大正2年)横河橋梁製
橋長 93.8m 幅員3.3m
1連 上路ワーレントラス 24.4m
2連 下路曲弦プラットトラス 54.9m コリジョン
3連 上路プレートガーダー 12.9m

わわわ 制作会社が違う。 作り手のセンス? まさかね 設計者も違うだろうし そんなはずはない でも少しだけど ひねくれかかってるような気はする。 まぁ保存されてるだけでもありがたいから あんまりいじめてもいかんね  また来ます

ご近所にもう一人、「スーパーネガティブ サービサビ」がいるはず。 県道の473号で台ケ峰を回り込むように少し上ってく感じから すぐそれて 地図では「上松技術専門校」の建物の裏側の細い道にでると ちゃんといてくれました「小田野橋梁」。

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でも すでに通行止めになってた(涙) この方も「鬼渕橋梁」と同じ 元は小川森林鉄道の橋梁。 岐阜県や長野県は森林鉄道が多かっただろうとは 簡単に想像つくけど トラック輸送が簡単になり森林鉄道が廃止になっても この方達みたいにその位置で道路橋に転用されれば まだ運がいい方なんだと思う きっと、何年も誰も来ないような山の中で 雨や雪をかぶりつづけ 冷たくなって 錆びが全身にまわってしまっている橋梁達もたくさん現存しているはず(涙)  その場でゆっくりと360°回って山の中の見えない橋梁達のことを想った。

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「小田野橋梁」(小川森林鉄道)
北野駅 - 小中尾駅間
竣工 1915年(大正4年)
橋長 82.2m
下路のプラットトラス 36.6mの1連 他

今思うと 河原に下りてみればよかったな  まぁいいや また今度。


国道に戻ると 新しい橋と新しいトンネルができてて ?ってなったけど 以前来た時とは違うルートで「桟橋」には一応寄った

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「桟橋」(かけはし)
竣工 1959年(昭和34年)
橋長 51.1m 幅員 3.6m
中路の2ヒンジソリッドリブアーチの 1連

その 新しい橋で木曽川をわたり、できたてほかほかのトンネルを抜けると 本日の宿泊地、木曽福島のキャンプ場まですぐ、 あいかわらずのいい天気。

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鼻の穴を通常の3倍にふくらませて思いっきり深呼吸。 3時過ぎには設営もすませて温泉と買いだしに出た フフン。


本日の寝床が出来たから良しとして  木曽川沿い 完結につづく


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Category: 2014年09月14日木曽川沿い

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木曾川沿い その2
透明度の高い風がそよぐ青空の下。 涙あり、笑いあり、入浴シーンありの 三姉妹物語のハッピーエンドがスタート。 全米を震撼させるような活躍を期待して「美恵橋」には遠くから手を振ってさよなら云った。 また来るね

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「美恵橋」を眺めた「城山大橋」。 なぜか親柱に龍が居たし すごく高い位置に架かっているから 肝を試されているようで やっぱり同じ赤色なのに 女性らしさは感じない(独り言)

「城山大橋」
竣工 1984年(昭和59年)
橋長 398.5m
幅員 9.0m
上路のトラスドアーチで3径間

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「城山大橋」の橋上から「美恵橋」の反対側。よく見えないけど 「玉蔵大橋」と その手前に 謎の橋が写ってる。 「東雲橋」すぐ横の大井ダムで塞き止められて、さっきまでは鏡のようだった水面もここまで来ると流れてるのがわかる

「玉蔵大橋」へは「城山大橋」の右岸側の付け根から 等高線に沿った細い市道を発見して チャレンジしてみた。 

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お天気のおかげでそれほど恐怖は感じないけど 0.9車線しかない こんな道。 高さもあって川側は崖。 もちろん水面は見えないし 対向車が来たらどっちかが落ちないと通れない道。

ジャンケン弱いから 対向車が来ませんようにと 祈りながら 慎重にしばらく進む。 道はゆるやかに下って行き、 もうしばらく進むと 沢を渡る小さな橋の上を 自然界にはなさそうな しっかりとした直線の影が おおいかぶさっていた

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見上げると 雲のない静かな空の中、置いてきぼりのプレートガーター橋がポツンと一人。 忠犬ハチ公のように いつまでたっても来るハズのない ご主人様を待っているようでした(涙)

この方は「城山大橋」の橋上から見た 謎の橋の兄弟。1978年(昭和53年)に廃線になった旧「北恵那鉄道」の橋梁。 クグってみると 緑と黄色の2色に塗り分けられた まるっこくてかわいい電車がたくさんでてきた。 この橋の上も誇らしげに何度も通ったことでしょう   何沢橋梁と呼ばれてたのかな。  きっとまた来ますね

橋の影を遠慮がちに踏んづけて またしばらく進むと 集落と云ってもいい町内に下りて来た。木曽川のせせらぎが聞き取れるまでに近づいた先に ありました この業界(なんの?)では有名な土手の切れ端。 すぐ下の 元待合室の様な建物の前にSRを停めさせてもらい 川原に降りてご対面。 謎でもなんでもないんだけど 謎の橋の正体は 当然今は使われていない旧北恵那鉄道の「木曽川橋梁」。 

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お久しぶりです 全然おかわりありませんね  と云うか 若返ってません? 元々イギリス式ですから筋骨隆々なのはわかりますけど なかなか錆びないですね 相変わらの高気位で安心しました さすがはジェントルマン。

寸断された土手にも登ってみたけど この季節は草がぼうぼうでいかんね。 何年か前にネット画像でこの橋を見つけたとき 自分の体にイナズマが突き抜けた 鉄橋に興味を持った切っ掛けの橋。そのあとバイクの免許を取って  へんてこな旅が始まった。 

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「木曽川橋梁」 (旧北恵那鉄道)
中津町駅ー恵那峡口駅間 
竣工 1924年(大正13年)
延長 134mの5連
下路の平行弦ダブルワーレントラス(ピントラス)63.4mが1連
4連は、上路のプレートガーター
1978年(昭和53年)廃線。

ダブルワーレントラスは、1886年、イギリスのパテント・シャフト製。東海道本線の橋梁の再利用と推測されるとアル。やっぱり時期的にポーナルさんの設計でしょうね  長い長い東海道の なに川に架かり、 どんな景色を見てたのかな。  

感謝しきれん想いがある でも ありがとうございます  またお邪魔しますね。


大恩人の「木曽川橋梁」にさよならいって すぐ上流側、今回初登場で緊張気味のSRと「玉蔵大橋」。

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「玉蔵大橋」
竣工 1966年(昭和41年)
橋長 265.0m
幅員  8.0m
上路のカンチレバーワーレントラスで3径間


「玉蔵大橋」は渡らずに 簡単にお別れして 県道6号で木曽川沿いを上る。 1kmぐらい進んだ場所に 初代「玉蔵橋」の橋脚が川の中に立たされたままだった

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初代は木製の吊り橋だったそうだけど 2代目はトラス補剛の付いた吊り橋でワンスパンで渡せるハズなのに わざわざこの初代の橋脚を利用してたみたい だから残ってるのか  この写真では見えにくいけど よく見ると対岸にコンクリートの主塔も残ってる。 と 云う事はと 後を振り返ったら わぁぁ こっち側もコンクリートの主塔が木に隠れて不気味に立ってる! 想像以上の大きさと至近距離に 腰を抜かしそうになって急発進。 あわてて逃げてきたから写真もない

あぶねー 取り憑かれるとこだった バックミラーも見ないように駆け抜けて なんとか振り切ったあたり

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ここまで来れば大丈夫。 気温も上ってきて やっぱりメチャメチャいい天気  いいところだね中津川。 同じ県道6号なのに ここだけ道幅が広いのは農道を兼ねてるからかな


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しばらく道なり進むと 祭り囃子が聞こえて来そうな 細い道にもどった。 チューックルックルックルックルーー ミーーン ミン ミン ミーーー。 川のような空を見上げて 100万匹の虫けらどもが大合唱する 竹の細道を抜けると  落合ダムで塞き止められた川面が近づいてきて そのピタッと静まりかえった 鏡に影を映していました 「第一木曽川橋梁」。  なんで電線を入れるかなぁ

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映った影の方を見ると上り線と下り線の2本の橋が架かってるのがわかると思います。 1908年(明治41年)に供用が開始された時は 奥の現下り線の単線路だった。 トラスも今のとは違ってアメリカンブリッジ製の分格トラスが乗っかてたとアル。 実物を見たら下り線の橋脚だけ石積みだったから ひょっとしたら橋脚は当時物かもしれない  そうだとしたら106歳。  おつかれさまです

「第一木曽川橋梁」JR中央本線
坂下駅 - 落合川駅間
上り線 1968年(昭和43年)
下り線 1972年(昭和47年)架け替え
延長 93.3m
下路の曲弦ワーレントラス で1連


この時まだ朝の10時半。絶好調の初日はまだまだ(笑) 木曽川沿い その3につづく