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  06 ,2019

プロフィール

小々次郎

Author:小々次郎
SR400 に乗っておっかなびっくりいろんな所に出かけては、いろいろ感じる 50代。

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Category: 2019年05月03日  西遊記

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西遊記 その4
オレ毎度「ハレマスヨウニ」と声を大にして鼻で歌っていますように 梅雨ってほんとうに嫌。 お日様が意地悪しているわけじゃないんだろうけど ここんところ週末にしか雨が降らないこちら地方、それでも梅雨ってことは覚悟しているんだから 平日は降ってもらっていいんですよ で、もしよろしければ日曜日に気をつかってもらえたら オレもそんなに嫌わないんですけどね お互い引くとこ引いたら このジメジメした関係にも晴れ間が見えてくるってもんですよ ←上手いこと云ったつもりで 間 が空いちゃったのをごまかしてるけど やっぱりGWのつづきなんです ごめんなさいね

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「神子畑鋳鉄橋」と神子畑川のせせらぎには丁重にさよならを云って再出発。 前を向いて国道429号を登りだしてわりとすぐ「神子畑選鉱場跡」と生野鉱山開発にご尽力頂いたフランス人鉱山技師の「セーム旧居」を(ちゃんと寄ったけど)横目に  発光した新緑達がつぎつぎに点灯していく山の中のくねくね道を木洩れ日達と並走。 ご覧のように誰も居ない 誰も通らない 国道429号  おかげで全部独り占めです ごちそうさまです

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国道429号、笠杉峠は笠杉トンネルで越えられたけれども 高野峠は通行止め。 仕方なく県道6号まで戻って15kmぐらいの大回り。 でもおかげで「安積橋」で揖保川を渡れて国道29号の「若桜街道」に出ると 今度は引原川沿いを北上。 一気に400番も数字は若くなった 国道29号「若桜街道」も新緑達が頂上に駆け上がっていく山あいの素敵な道 オレがこっそり嗅いだら訴えられそうな清涼感のある空気の香りだって国道429号に負けてないんだけど ただ交通量が多い

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引原川は道路面より低い位置を流れているからいくら耳をすましてもせせらぎは届かない 引原トンネルを抜けてしばらくすると 引原ダムで堰き止められてできた音水湖はカヌー競技の真っ最中 奥の青磁色は「新三久安大橋」ランガーの1連。 こう云う静かな湖面でも湖の底に何が潜んでいるか わかったもんじゃないから 遊覧船ならまだしも オレビビってカヌーなんてオシャレなこと たぶん一生できないな

イヤ望めば叶うかもよと 自分を励ましながら 国道に戻ってどんどん登っていくと 兵庫県と鳥取県の県境であり、播磨灘と日本海の分水嶺でもある「戸倉峠」を”新”戸倉トンネルで越えたら はじめましての鳥取県。

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トンネルは新しくなっている と云っても もう24年も前だけど、 トンネル抜けてからの高低差のあるクネクネ道は 藩政期からつづく街道とそんなに変わってないんじゃないかな

国道29号を降りてきてしばらくすると 旧街道の入り口のような古い橋の親柱が おつかれさまですと迎え入れてくれました 「若桜橋」。 ありがとうございます

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コンクリートで出来ている橋だけど その狭い幅員とアール・デコからのちょっと間違えたニューウェーブ様式を確立している親柱の形状で 昭和の初め頃かなって思いながら八東川を渡たらせてもらったら やっぱりそうで おまけに文化財だった

「若桜橋」
竣工 1934年(昭和9年)7月31日
橋長 83.3m 幅員 5.5m
コンクリートアーチの3連


「若桜橋」から6〜700m進んだ場所にある「若桜駅」が「神子畑鋳鉄橋」の次にナビに入力した目的地。 「若桜橋」は知らなかったから ラッキーだった

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それで こちら若桜鉄道終着駅の「若桜駅」。 1930年(昭和5年)開業の旧国鉄特定地方交通線、今は第三セクターだけど古い終着駅には転車台があるハズだと ほんとに何の予備知識もないままやってきたら この駅本家に重要文化財のプレートが掲げてあったし ちゃんと転車台もあって その転車台も文化財。 しかも見慣れない色の蒸気機関車が優雅に回転ナウ

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現場で急激に心拍数が高くなっていくのを体験した ピンクじゃないよ桜色ってことだろうね この駅は他にもギリギリ写ってないけど 給水塔やら プラットホームやら いろいろと文化財だらけだし 入構券(大人300円)を買えば駅利用者じゃなくても構内に入れたことを 今知った(涙) きっとまた来ます

やっぱりちゃんと調べないとね この時は「若桜駅」の半分も理解できないままさよならしてる 距離を考えるともったいない 同じように文化財であられた沿線の各駅は全部スルー  だって「隼駅」にSRで行ったらボコボコにされるんでしょう? 


田園風景の国道428号を八東川と若桜鉄道の線路と並走して「隼駅」を遠目にしばらくすると いつの間にか国道は29号線に戻ってて 今度は因美線と並走 ちょっとすると街中になってきた そのまま鳥取駅前を横切って 国道9号に出た途端に大渋滞 この日だけで50万人は鳥取砂丘を訪れてるのは間違いない

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やっとの思いでたどり着いた鳥取砂丘に罪はないんだけど ラクダはいなかったし ちょうど最高気温に達して暑かったから ソフトクリームを買おうにも300人ぐらい並んで最後尾は霞んでいるし すぐにイヤになってきたから 滞在時間は20分程度。 人に合わせなくてすむからこういう時 ひとり旅はいいね

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鳥取砂丘から海岸に出ると しばらくいい風が吹く海岸沿いを走れて だいぶ気持ちも落ちついてきた 随分遠くの駐車場から歩いて鳥取砂丘に向かう人たちとすれ違って 逆に申し訳なくなってきた頃に 防風林を抜けた


失意のままだけど 折り返し地点を過ぎたから 良しとして 西遊記 その5につづく


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Category: 2019年05月03日  西遊記

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本文: 8  Trackback: 0

西遊記 その3
うちのココさん(猫)があんまりにも可愛いもんだから つい耳を軽く噛んじゃた そぉしたらギャーーって反撃されて鼻を思いっきり噛まれた ココさん(猫)の歯はキバだから痛いし深く入って 思いのほか血が吹き出たから 鼻セレブを何枚も使ってずーっとずーっとおさえてて やっと止まったかなぁと思ったら もう梅雨に入ってますね GWに鼻をハンドルより前に突き出して目一杯青空を吸い込んだ久美浜町も今頃は雨降ってるのかな  血の雨が降る梅雨が始まっちゃったけどGWのつづきなんです ごめんなさいね

城崎温泉でひとっ風呂浴びて出たら 気温も下がっていて もういい時間 円山川沿いを10kmぐらい遡った豊岡駅前のビジネスホテルにチェックインできたのが17時30分ぐらい

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日本海沿いの漁師旅館でカニ三昧もいいなーと思ったんだけど この時期一人だとどこも泊めてくれないし GW中は一泊5万円ぐらいするもん(涙) 兵庫県北部の中心都市である豊岡市まで来るとビジネスホテルもたくさんあって予約もできたし 駅前には地のものを揃えた飲食店があることも調査済み この日の宿代は5,500円だったのに駅前の「大石屋食堂」で一人で6,500円以上食べて飲んじゃった 


翌朝 6時57分。 早いうちにくたばったから二日酔いでも全然ない

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前以てホテルにはバイクで一人で行くことを伝えてあったからか カラーコーンに自分の名前が書いてあった 何だろうこんなことでちょっと嬉しかったのか 同じ画像を嫁にも送った 「おはよー 出発。」

豊岡駅前の通りを突っ切って 円山川の堤防にスルッと上がり円山川沿いを遡る。 風もなく大変いい天気なのに少し肌寒く感じる円山川沿い 出石川と分離して1kmぐらい行ったところに発見! 本日の橋1本目はきらびやかな朝日を味方につけていやが上にも輝く「蓼川大橋」。 おはようございまーす

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普通って云ったら違うのかな 普通、真ん中のローゼ橋は「蓼川大橋」達の中でも主人公的な方なので川の水が流れている部分に架かるハズなんだけど 川の水じゃなくて休憩中の重機を跨いでいる不思議。 水の流れている部分が変わっていって河川敷が動いたようにも見えないけどな まぁいいや

「蓼川大橋」
竣工 1988年(昭和63年)
橋長 309m 幅員 
鋼ニールセンローゼ 連続鈑桁 合成鈑桁

円山川に架かってるのに「蓼川大橋」て云うのもなぁ  蓼食う虫も好き好きって云うし きっと昔の名前で出ている「蓼川大橋」にさよなら その「蓼川大橋」で円山川を渡り 鼻の穴を膨らませてしばらく進んだ先の「鶴岡橋」でまた円山川を渡る時、

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円山川に流れがないからか 旧橋の橋脚が 植えられた苗のように「前にならえ」をしていました 稲みたいに成長すれば未だしも 用もないのに立たされたままでお気の毒様だけど オレあんた達好きだなぁ 

おっさんから告白されて困惑している「旧鶴岡橋」の橋脚たちにはおかまいなしに 再会を約束して 再出発。

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また円山川沿いを鼻の穴を膨らませて遡っていたら 円山川も偉いね 「魚道」を発見。 治水の為に設けた堰だけど魚にしてみれば障害でしかないわけで お詫びに回遊する魚の里帰りをお手伝い。 視野の狭い自分ではこんな助けがあることにも気づかず ただ逆流に手向かって疲れちゃうだけ 魚のように世の中がまるく見える広い視野を持ちたいものです(涙)

世の中捨てたもんじゃないなとニンマリしながら またしばらく進むと 山陰本線の「大屋川橋梁」がお仕事中でした 朝からお疲れ様です

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「大屋川橋梁」山陰本線 八鹿駅ー養父駅間
1987年(昭和62年)架け替え
橋長 215.8m 幅員 単線
79.4m+79.4m+52.8の3連
下路 曲弦 ワーレントラス

無塗装仕様とアルので このトラスはペンキを塗ってもらってないみたい 冷え込む時期は辛いだろけど 無塗装仕様だから 下弦材上フランジと縦桁、横桁上下フランジが水勾配をつけてあって雨水とかが溜まらないようになってるんだって 冷たくされてるのか 大事にされてるのかよくわかんないな

ちょっと「M」っ気がある「大屋川橋梁」にもさよなら云ってUターン。 国道に戻ると国道が9号に変わってしばらくしたあたり 並走する山陰本線の踏切の向こうに 可愛いトラスが見えたら 誰だって寄るよね「糸井橋」。

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なぁらぁんで♪ ひぃらぁいいてぇ♪ って 歌詞間違って遊んでたから「糸井橋」もこの陽気に浮かれてるんだと思う 
「糸井橋」
竣工 1968年(昭和43年)
橋長 108m 幅員 6m
下路 平行弦 ポニーワーレントラスの3連

幼稚園児かと思ったら同い年じゃないか この世代はもうちょっとしっかりしんといかんなと ほんとに思う 世代じゃなくてオレ個人の問題か ごめんなさい  しばらく遊びに付き合ったけど このままじゃダメになると思って なんとか振り切って逃げてきた

国道9号「一本柳」の交差点を大きく右折して また国道312号に戻り しばらくすると右側に「竹田城跡」。

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前回「竹田城趾」は登ってるから今回は麓の町内から見にくいけど一枚だけ。 
「竹田城跡」を横目にスルーして国道に戻り 随分と細くなってきた円山川沿いを またずんずん遡ってしばらくすると 反対車線側に「鉱石の道」と名づけられた 駐車場が8台分ぐらい用意してある簡単な公園? にお見えになります 「羽渕鋳鉄橋」。

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「羽渕鋳鉄橋」
開通 1885(明治18)年3月
橋長 18.27m 幅員 3.6m
鋳鉄上路スパンドレルアーチの2連

一先ず、国道312号をUターして1kmぐらい戻り 国道429号に左折してしばらく 神子畑川沿いを遡ると民家もしだいに少なくなって どんどん山に入っていきます この辺り、戦国時代からは神子畑鉱山として、 明治に入ると官営の銀山として栄えていたお土地柄。 その閉山後も 今度は北西約6キロに位置する養父市の明延鉱山の選鉱場として この地に「神子畑選鉱所」が建設されました

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「羽渕鋳鉄橋」から6kmぐらい山に入ったところに ご兄弟の「神子畑鋳鉄橋」も今は文化財になって大切に保存されています

「神子畑選鉱所」と それ以前から16キロ南東にあった生野鉱山併設の生野製錬所まで、 中継して その先にも鉱石を運ぶ道として 延長16.244m 幅員3.6m の「馬車道」 が整備されました。 その「馬車道」にかけられた五つの橋のうちの二本。「羽渕橋」は「県」指定の文化財になって移築保存されたけど「神子畑鋳鉄橋」は開通から現位置に架かっている「国」指定の文化財。 ちょっと差つけられちゃったね

「神子畑鋳鉄橋」
竣工 1885年(明治18年)3月
橋長 上流側 15.969m 下流側 15.997m 幅員 3.727m
鋳鉄製アーチ橋 1連

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生野鉱山開発に貢献したフランス人技師の影響なのか とっても おフランスな雰囲気 でも完全なる日本製。 現存する鉄橋としては日本で3番目に古くて、鋳鉄橋としては一番古い そしてなにより美しい。 130年以上も前 ここにレールが敷いてあって鉱石を乗せたトロッコを馬が引っ張って 神子畑川を渡って行ったんです 


遠い目をして 西遊記その4につづく