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  08 ,2020

プロフィール

小々次郎

Author:小々次郎
SR400 に乗っておっかなびっくりいろんな所に出かけては、いろいろ感じる 50代。

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Category: 2019年12月31日  隅田川

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本文: 12  Trackback: 0

隅田川 完結
本当に盆休みに入ってしまいました(涙) いっときは収束しかけていたウイルスも まるで別の生き方を見つけたように発散しつづけていますね そんな中でのお盆休みですから 里帰りできない人も多いはずだけど ご先祖様たちは無事にきゅうりの馬に乗って帰ってきているんでしょうか  隅田川沿いの下町ではお盆に藁を燃やして 先祖の霊があの世からこの世に来る際に故人が迷わないように「迎え火」を焚くんだとか。 そんな宗教的な慣わしでさえ「粋」に感じてしまう隅田川沿いに まただいぶ間があいちゃったけどシレッともどりますよ ごめんなさいね


「中央大橋」から新川二丁目の信号まで戻って「高橋」で亀島川を渡る時 下流側に 旧「両国橋」だった「南高橋」、明治生まれの古い橋が 新しくできたビルたちに夕日ももらえず追い詰められているようでした 逃げ場がない(涙)

PC310413_20200813100735920.jpeg

「勘弁してあげて」とは云ったものの 隅田川じゃないんでまた今度。 ちゃんと念入りに挨拶もしてるし渡ってもいるんだけど「南高橋」を横目に隅田川沿いに戻って しばらくすると「佃大橋」も欄干に足場が架かっていて工事中。

PC310418.jpeg

やっぱり「佃の渡し」があった場所。 江戸時代、佃島は隅田川の河口にある島でした 漁民が島に渡る足として「佃の渡し」ははじまって、 明治に入り佃島をはじめ月島や石川島が工業地帯として発達してくると 交通機関としての重要性が高まり 民営だった渡しが公営になったりもして「佃大橋」が架橋されるまでの300年以上もつづいていた渡しでした 「佃大橋」は1964年(昭和39年)の東京オリンピック開催に合わせた都市整備と 増大する「勝鬨橋」の交通量緩和がねらいだとアリます。

「佃大橋」
竣工 1964年(昭和39年)
橋長 476.3m 幅員 25.2m
3径間連続鋼床鈑箱桁橋

夕暮れ時が似合う「佃大橋」は渡らずにさよならを云い 次は久しぶりに会う「勝鬨橋」だから緊張を高めつつ夕日に向き直って レンガでできている防潮堤の内側の遊歩道にスロープで降りたら 大ショック(涙) 一旦見なかった事にして 大きな深呼吸で気持ちと息を整えながら Kさんを担いでゆっくり階段をのぼる

PC310424.jpeg

入館料無料の「かちどき 橋の資料館」はこの日、火曜日にも関わらず営業していなかったのは すでに16時を回っていましたし 大晦日だから仕方ないですよ わかっています もともとは「勝鬨橋」の開閉に使われていた変電所だったことも知っています。

PC310422.jpeg

そして「勝鬨の渡し」があった場所だったことや この「勝鬨の渡し」が1905年(明治38年)日露戦争で旅順を陥落させたことを祝して開設されたこと、今の橋名の由来になったことは 周知の事実です

PC310427.jpeg

問題は 2019年12月31日、隅田川に架かる 今まで見てきたどの工事中の橋の中でも一番厳重に足場が架けてある悲劇です。 ご存知の方もいるとは思いますが こんなことがオレにはよくある(涙)

PC310432.jpeg

足場さえ気にしなければ(できない涙) 鉄に温かみを感じられる いい時間帯じゃないですか  1970年(昭和45年)11月の開橋を最後に開かずの橋になった「勝鬨橋」だけど 今立っているこの部分が万歳するように跳ね上がる「跳開橋」だったのはご存知だと思います。 「一時期は年間403回の開橋記録もあったけどモータリーゼーションの波に勝てなかった。」 と云われがちですが 前出の岡部三郎先生は「もし隅田川が大型船舶の重要航路であれば無条件に高架にすべき。しかしながら大型船舶の航路としては陸上交通のように将来増加するとは思われない」とおっしゃっています そう最初から開かずの橋なることを見越していたんですね 惚れるわ。

PC310420.jpeg

「勝鬨橋」(かちどきばし)
着工 1933年(昭和8年)6月
竣工 1940年(昭和15年)6月14日
長さ 246m
最大支間長 可動部 51.6m
固定部 86.0m
幅 22m
形式 可動部 - シカゴ型双葉跳開橋
固定部 - 鋼ソリッドリブタイドアーチ橋

月島側アーチ橋 - 石川島造船所製
築地側アーチ橋 - 横河橋梁製作所製
跳開橋 - 神戸川﨑車輌製
と制作会社はバラバラ

前回「勝鬨橋」に会ったのは2012年12月の朝 その時は長くなった隅田川でも最河口に架かっていたんだけど 今日「勝鬨橋」の橋上から河口側を見ると 2015年(平成27年)に新しく架かった「築地大橋」が ちょうど夕日を取り込んでいる最中でした 

「築地大橋」 
竣工 2015年(平成27年)
橋長 245.00m 幅員 37.16m
中路の3径間連続バランスドアーチ

PC310434.jpeg

匂わないけど潮風だとわかるいい風が波を立たせて キラキラと美しく夕日を映すのは凸っている部分だけど そのすぐ後ろで黒く影になって凹んでる部分がないと際立たないように 太陽の特徴を隅田川の水面はよく捉えています 隅田川の水面は 長い時間の流れと同じように 満腹のいい時代もあれば 戦争や災害で苦しんできた時間を交互に映してきたから 妖しくも輝いて見えるのでしょう。 今回の隅田川沿い、朝日とともに始まって夕焼けで締めくくる23.5kmの旅は出来過ぎです 影に隠れて見逃してきた部分もきっとあると思いますが どの時代にも存在できた錯覚がする 思い出深い旅となりました きっとまた お邪魔します


隅田川 完結。 長々とすみません ありがとうございました



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