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プロフィール

小々次郎

Author:小々次郎
SR400 に乗っておっかなびっくりいろんな所に出かけては、いろいろ感じる 40代。 もう後半に突入

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Category: 2017年03月19日 淀川後編

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淀川後編 その3
しばらく間が空いたおかげで 自分なりに気を落ち着かせて よく見てみたら 「岩崎運河橋梁」 は別にサビサビでほっとかれてるわけじゃないようにみえる。 「木津川橋梁」だって前回塗られた時期が一番早かっただけで 当然錆びるのも一番早いから 今回塗ってもらえたわけだし 多少時期的には前後するけど 各々の塗膜の厚みの減少は変わらないんじゃないのかなと思えてきた。 でも「岩崎運河橋梁」がいじめられてるように見えたのは 白色じゃないから オレが勝手にみすぼらしく感じてしまったのかもしれないな 一番のいじめっ子は 知らないうちにオレの心の中で目覚めた偏見の目。 きっと どうでもいいだろうけど 本当に反省しています ごめんなさいね

気をとりなおして みなと通りから国道43号に移り 「安治川」だけじゃなくて周辺の町内も大きく跨ぐとき すぐ隣の河口側に「安治川大水門」が見えたけど もちろん写真はなくて そのまま「新伝法大橋」で「淀川」を渡った。

PA145427.jpg

よく見えないけど 写真中央あたりの橋にアーチが見えるのが「伝法大橋」で 全然わからないけど そのすぐ右横(河口側)に「新伝法大橋」が架かってる。 それで、もっとわかりにくいけど左側にぼんやりトラスが見えるのが「淀川橋梁」(阪神なんば線)。1924年(大正13年)に竣工した この橋梁は最近架け替えが決まったようです 古いのもそうなんだけど 大阪湾の平均海面から橋桁までが4.28メートルと低い位置に架かっていて 洪水時に水の流れを阻害する恐れがあるのと、線路は堤防より1.8m低い所を走っているから 高潮時には堤防の「防潮扉」を閉じるため電車の運行ができなくなっていたんだそう。 そんな珍しい「防潮扉」があるなんて また見てこないといかんな。


つつっといく 上流に向かって 次のトラスは 淀川橋梁(阪神電鉄本線)。

P3190090.jpg

上の写真の向こう 対岸の「淀川駅」に 旧橋の支承部を保存してくれているんだけど 持ち運べるまでに切り刻まれてるから この駅を毎日利用してる人でも ぱっと見 何かわかってる人は少ないと思う。 下の写真は前回来た時のものなんだけど オレが「駅の入場券ってありますか?」と駅員さんに尋ねたら 「どうしたいのか」と逆に問われたので 「その支承の写真が撮りたい」と答えたら 無言でゲートを開けてくれた 若いのにめっちゃいい人だったけど これが何かは知らなかったみたい

PA135377.jpg

1連の橋のほとんどの部分がなくなっているからわかりにくいけど 橋脚と接する部分。 これは「ピン支承」と呼ばれていて ボルトみたいな部分(ピン)によって1方向の回転機構を有する固定支承。がっちりと剛結合するんじゃなくて 振動とかの力を吸収するように考えられている 

PA135379.jpg
 
切られて離れてるからわかりづらいけど 一つ上の写真の左右は 大きな一つの橋の左右の支承部。つまり一体物だったんだけど 右と左で構造が違う 左側の支承はピンとは別の下側に棒状のローラーがあるのがわかると思います これによって熱膨張や衝撃を水平方向にも逃がすようになっている ローラーの真ん中のくびれは横ズレ防止だし 単純だけどめっちゃめっちゃいいアイディア!  今度から電車に乗って川を鉄橋で渡るときに 1連の鉄橋の真ん中あたりに来た時は 「あぁいま少し水平方向に逃げたな」と体感できるはずですから そんな鉄橋の息づかいに耳を澄ましてみてください フフン


さて、お天気もいまいちな淀川沿い 上流に向かって 次のトラスは国道2号の「淀川大橋」。

P3190105_20170428185729078.jpg

北詰めしか拝見してませんが この親柱はかっこいいのかな? はいアールデコ! とは断言できないし ランプは橋姫さんがろうそくを立てるためにかぶった鉄輪を連想してしまう 大正生まれだからな でも図面描いた人は絶対真顔。 

「淀川大橋」
竣工 1926年(大正15年)
橋長 724.0m 幅員 20.1m
上路のワーレントラス 他


「淀川大橋」から淀川を遡ること700m。次のトラスは「下淀川橋梁」(東海道本線)。

P3190106.jpg

「下淀川橋梁」(東海道本線)
建設 1964年(昭和39年)12月 - 1974年(昭和49年)3月
橋長 790m
下路のワーレントラス 11連 他

今、地図を見るとこの辺りは「新淀川」って書いてある 「淀川前編」の時にも云ったけど 今の淀川は明治18年の大洪水をきっかけに明治30年から明治43年までかけて大改造された人工の川。 この橋は改造後に架けられたんだけど 初代の橋はイギリス人の建築師長のポーナルさんが明治29年に帰国(多分お払い箱 (涙))した後だったんで シレッとアメリカのクーパーさん達が設計を担当。 その初代複線(1902年(明治35年)竣工)の下流側に 新しく桁橋の複線が1935年(昭和10年)に竣工。 この時初代は上り線になり 新しい桁橋は下り線になって 線路が合計4本の複々線になりました はぁー

それで、今の2代目の工事着工が1966年(昭和41年)。 この頃になると もう老朽化した初代の取り替え工事だと コノヤロウ。 仕方がないので さらに下流側に新しい(今の)下り線を新設して 初代を撤去(涙)。 その後、既存の下り線の橋桁を撤去して 基礎や橋脚を改築、補強し 新しくトラスを架設して 上り線となったのが1974年(昭和49年)。 現在に至ります はぁー  何が云いたいのかって 協定が結ばれてから工事完了まで10年ですよ そりゃオレも老けますわ(涙)


オレより年下な「下淀川橋梁」上り線から また新淀川を遡ること約1.5km。 昭和の大物を発見「十三大橋」。

P3190113.jpg

その前に「十三渡し跡」の石碑が北詰めの堤防に立っていました 「十三渡し」の名前の由来は 淀川の渡しのうち、上から数えて13番目であったこととする説が有力とのこと。 1878年(明治11年)に「十三橋」と云う木橋ができて 渡しは廃止 さらに淀川大改修で川幅が広がったために 川の南側の乗り場は川底に沈んでしまったけど 北側の乗り場はこの石碑の辺りだったと記されていました

P3190122_20170430140113218.jpg

向かって右が大阪から西へ向かう中国街道、現国道176号の「十三大橋」。

「十三大橋」(じゅうそうおおはし)
竣工 1932年(昭和7年)
橋長 681.2 m 幅員  20.0 m
下路のブレースドリブタイドアーチ 5連 他

設計は埼玉県で見た 荒川にかかっていた 大きなアーチ橋「荒川橋」も設計された 鋼アーチ橋の魔術師 増田淳大先生。 でも甲殻類に見える(涙)


向かって左側は「新淀川橋梁」(阪急線)。

「新淀川橋梁」(阪急線)
竣工 1926年(大正15年)
橋長 668m
複線下路プラットトラス 10連 他

川岸に降りてみたら やっぱり磯の香りがしたし 小さなカニの死骸が目立った。 この橋の橋脚から上流は「淀川」で下流側が「新淀川」と地図には記されています


あとちょっとなんだけど 淀川後編 完結につづく



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Comments

トラスの鉄橋はメカメカしい雰囲気があって好きですね

アーチは美しさを感じますね

造形美 とでも言うのでしょうかね
こんにちは~!!
淀川橋梁の写真を見てると、
大阪はアジアやなぁと思います話(笑)
まぁ、阪神沿線っぽいです^^
おはようございます

一つの画面に複数の橋が収まる風景、ステキですね~
都市部ならではでしょうか(^^)
駅員さんもステキですけど
ちゃんと橋の一部を保存して置くってのもなかなかのもの
でもここで足を止める人は少ないんでしょうね
M氏さんおはよーございます
コメントありがとうございます

引っ張られたり抑えられたり 伸びたり縮んだり
荷重がかかるたびにトラスの悶絶する声が聞こえます
計算で入れられたトラスがなんでこんなに美しいんでしょう
アーチは個人的に女性らしさを感じます
「十三大橋」は別ですけどね^^

かっぱのしんちゃんおはようございます
コメントありがとうございます

自分もそう思ってました
朝霧に煙るベトナムのハノイはこんな感じでした
落書きが多いのもそう感じる理由かもしれません
本当に大阪の海は かなしい色ですね

親方ちゃんおはよーございます
コメントありがとーございます

淀川でも河口の方です
やっぱり港を中心に街が開けていったんですね
道路橋よりも鉄道橋の方が歴史があります
特に大阪は 大阪八百八橋と云われるぐらい橋が多いです
河口側ですから橋も長くて並んでいる姿は壮観でした^^
次回は街中の橋を徒歩で回りたいと思います

ローラーのずれとか、その体感の話とか、おいらバカだからちんぷんかんぷんだよ、ふふん♪と、読み進めたら、あれあれ。十三の風景。
阪急電車に乗って、いつもいつも渡っていたアレですね。橋がたくさん並んでてみんなそれぞれの形でね、橋には詳しくなくても車窓から左右を眺めるだけでもわくわくする雄大な光景でした。
近頃は縁が遠くなってしまった大阪。ああ、行きたいなあ・・・。十三で飲んだくれることはちょいちょいあったんだけどね~。そうかー、そうだよねえ、川のほうに行けばよかったな。一度ぐらい川辺からあの光景を眺めてみてもよかったかもしれないな。うーん。
玉坂めぐるさんおはよーございます
コメントありがとーございます

イヤ やっぱり理解されたんですね どうぞ体感してください フフン♪
十三の風景 わりと河口よりといいますか 淀川の大改造で川幅がありますから 橋も長くて壮観ですね 土木的にはコンクリートで形成する橋の方が難易度が高いのかもしれませんが やっぱり昭和っぽい鉄橋がいいです 花は散るから美しい 鉄は錆びるから淋しい 眺めているだけで 目頭が熱くなります。 十三の横丁 火事でえらいことになりましたよね ご存知のお店もあったのかもしれません(涙) 平成も来年で30年、 昭和は遠くなりにけり ですね

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